「感覚的なものを誰もが触れられて、カジュアルに鑑賞できる形に落とし込みたい。そして、空間を通して人々の生活を豊かにしたい。」
2020年にメルボルンであった半年間のロックダウン期間を受けて、私たちのものづくりに対する考え方は大きく変わりました。
より儀式を重んじるようになったのは、大きな変化の一つでないでしょうか。習慣をもってグラウンディングして、不安の中でも自分自身を強く保つことができることを再認識したのです。
儀式といっても、お香に火をつけるとか、そういった小さな行為で私たちは自分が歩んでいる生活に確かさを感じることができます。一息つくことの重要性なども教えてくれます。それがたとえ一瞬であっても。